旬どき うまいもの自慢会 みやぎ

archive [2007.03]

第3回【春の集い】を開催しました

こんにちは、企画課のトミヤです。
さて、今回の「旬どき・うまいもの自慢会・みやぎ ?第3回 春の集い?」は、会席料理「田里津庵」さんでの開催です。
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「田里津庵」さんは、弊社本社蔵のある塩釜から日本三景・松島へ向かう途中にある浜田湾の側の松林に囲まれた岬の先端に近いところにあります。
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玄関から入るとすぐに囲炉裏があり、くつろげる待合室があります。昔ながらの造りの建物らしく天井が高く、見上げると米俵が飾られていたり、「定年退職」と書かれた札が貼られた動いていない古い時計が飾られていて、雰囲気たっぷりです。玄関から廊下、各部屋にわたるまでのすべてが畳で落ち着きがあります。
 会場となった部屋からは、眺望が素晴らしく海を見渡すことが出来ます。大きなガラスを通して、春の暖かい日差しが入ってきます。これから参加される限定20名の皆さんに喜んでもらえるとうれしいです。


「田里津庵」の屋号は「ふるさとの美味しい米(田)、健やかな野の野菜・山の山菜(里)、津々浦々のとれたて魚介(津)、などを十里四方から取り寄せ、地元の食材にこだわる事からつけた」と聞きました。「旬どき?」にぴったりで今日の料理にも期待が膨らみます。


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さぁ、開催にあたり社長の佐浦からご挨拶。
そして、乾杯のお酒は、今がまさに「旬」の純米吟醸生酒「浦霞 春酣(はるたけなわ)」でした。生酒のフレッシュで果実のような香りとお米の旨味を感じる、お酒の名前もそのままに春にぴったりのお酒です。

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 「乾杯!」
「美味しい!」
ラベルを見て
「名前もいい?。今日にぴったり!!」の声。
ありがとうございます!このお酒の名前「はるたけなわ」も今日の演出のひとつですから。

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ここからは、「田里津庵」さんの「旬」を捉えた、ひとつひとつの料理をじっくりと堪能してもらいます。

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小鉢:「手造り胡麻豆腐」

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手造り胡麻豆腐は食事の始まりにはふさわしい最高の一品でした。最初に胡麻豆腐だけを食べてみました。モチモチした食感と胡麻の風味が食欲をそそります。さらに胡麻豆腐とウニ、わさびを一緒に食べるとそれぞれが邪魔することなく、引き立たせます。

前菜:「蕗の生ハム巻き」「鯛と筍の竹巻き」「うるいとどんこの肝和え」
「甘海老酒盗クリーム」「のし梅のう巻き」
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次は前菜。この日の料理の中でも評判が高かったひとつです。
参加された千葉様へ空いたグラスにお酒を注いだときには、

「今日は、ほんとに素晴らしい料理にお酒、最高です」

と言葉をかけてもらいました。ありがとうございます。
千葉様が絶賛されていた前菜のひとつが「蕗(ふき)の生ハム」でした。
トミヤも同感でした!美味しかったです。蕗と生ハムの組合せ、まさに目から鱗でした。
蕗(ふき)に生ハムを巻いているのですが、これが美味しかった。蕗(ふき)は素朴な味付けで生ハムの塩加減が丁度良く合わさっての一品。

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「甘海老の酒盗クリーム」は、普通に食べれば塩辛い酒盗にクリームを混ぜることで味をマイルドにして、海老の上にかかっていました。海老と一緒に食べると、生海老の甘味とうまく合い、これも絶品でした。
美味しい料理を食べて、皆さんの純米吟醸酒生酒「浦霞 春酣」を飲むペースも上がってきました。

お造り:「鯛・鰊・ふぐ焼〆・こごみ、よりうど・人参・棒長芋」
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この「お造り」を見てください!
目の前にきた時には、思わずその飾り付けを楽しむために一度箸を置きました。
右から「鰊」「ふぐ」「鯛」が並びます。
「磨き鰊」とか、焼いた鰊は食べたことはありますが、「鰊の刺身」は初めて頂きました。
鰊の上には棒長芋が添えてあり、これも一緒に口にいれると「旬」を迎えた秋刀魚よりも脂がのった感じで旨味があり、甘味を感じました。「美味しい!」のひとことでした。

お酒は、「純米吟醸酒 浦霞 春酣」に追加して、次のお酒の「純米酒 浦霞」を皆さんへ注いで回りました。
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煮物:「春鱒の豆乳しゃぶしゃぶ」「生若布・黄ニラ・浜防風・豆腐・木の芽」
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煮物として、登場としたのが「春鱒の豆乳しゃぶしゃぶ」。
切り身にされた「春鱒」を煮立った豆乳に軽く、くぐらせて用意されていた胡麻だれにつけます。この味わいは「春鱒」の身がもっている味を損なわず、つけだれの胡麻の風味とも合っていました。
「春鱒」と聞いて、ピンときませんでした。菅野料理長から「今の時期には天然物の新鮮な春鱒が石巻湾でとれる」と聞いて、まだまだ宮城県には自分が知らない食材があるなぁ、と思いました。楽しい発見はこれからも続きそうです。

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演出:「桜鯛とさくら福の白子包み焼き」「のびる・筍・浜防風」
 配られたお品書きに演出とありました。これは、鯛と福の白子を包んで目の前で焼いて、参加された方に雰囲気を楽しんでもらい出来たてを席にとどけるという、菅野料理長の計らいで実現した実演調理です。本来であれば、調理場で忙しいはずなのに・・・。多大なご協力に感謝いたします。

実演を始める前に菅野料理長からご挨拶。

「『純米吟醸酒生酒 浦霞 春酣』に合わせて、お酒のじゃまをしない料理を考えました。また、地物で獲れる食材で春らしさを盛り込みました」

菅野料理長、ありがとうございます。料理長の言葉をそのまま実感しております。
料理長の説明は続きます。

「『ふぐ』というと山口県下関が有名ですが、宮城でも春の彼岸の頃になると産卵のためにその名の通り「ヒガンフグ」が接岸します。この「ヒガンフグ」の雄の白子を鯛に包み焼きます。口の中で白子がとろっとする感じをお楽しみください。ふぐの身はお造りで召し上がって頂きました」
へぇ?、なるほど。宮城でも地物のふぐが食べられるなんて・・・。びっくりです。
話が終わり、実演開始。


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しばらくすると、香ばしい香りと共に部屋中に煙がモクモク。
社長の佐浦が"ちょっと煙いですネ"と言いながら、ガラス戸を開けようとしたその時、

「ジリリリリッ」

ハプニング発生!火災報知器のベルが、鳴っちゃいました。

「ワハハハハ、ベルが鳴らないものかぁ、と思ったんだぁ」
「正常に火災報知器が作動するってことは、このお店は安全だっていう証拠だよ?」
などなど皆さん、大爆笑、大爆笑。

社長、トミヤは慌てて窓を開けて、煙りを外へ逃がしました、フゥ。
(店内にいた他のお客様、お騒がせいたしました。申し訳ありません)
予想外の演出もありましたが、無事に調理を終えて皆さんの元へ運ぶことができました。

見た目にも彩りも美しく、崩すのがもったいないくらいでした。こちらの料理も好評でした。
料理も中盤となり会話も弾んできたこの頃に次のお酒として「山田錦 純米大吟醸 浦霞」をテーブルへ注いで回りました。

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今回初めて参加された方から
「最初からこれを飲みたかったよ?」
という冗談も受けつつ、
「いや?、美味しいね。この『山田錦 純米大吟醸 浦霞』。うん、美味しい」
ありがとうございました。料理だけでなく、お酒も一緒に堪能して頂いて、とてもうれしいです。

揚げ物:「白魚のかき揚げ」「山うど・ふきのとう・たらの芽のてんぷら」
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揚げ物の食材は、今でなければ食べられないものばかりでした。
特にうれしかったのが普段食べることのない地元でとれた「白魚」のかき揚げでした。
揚げたてのホクホクしたところを頂き、「『春』を食べたぞ。よし」という気持ちにさせてくれました。

その後に続いた料理も、地元の食材にこだわり、春を感じさせる「旬材(旬の食材)」が続きました。 

寿 司:「細魚(木の芽)、赤貝(生姜)、鮪(七が宿わさび漬け)」
上 腕:「蛤・若布」
和菓子:「わらび餅」
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参加して頂いた皆さんの声を聞いてください!


*とてもおいしかったです。春を感じることができました。
*春をイメージした料理と蔵元のお酒、イメージが合っていたと思います。
*景色の良い場所でお酒を飲める悦びは最高
*同じお席の方々と楽しく、お酒、お料理を頂き楽しかったです。
*お料理の魚等はさることながら、それに付け合せてある山菜、若布、お野菜の色とりどりがきれいな所、すばらしかったと思います。これほど多種の素材をいただけて嬉しかったです。
*春の味を満喫いたしました。不満はおいしくてお酒をいただきすぎたこと!(最高)
*日本酒、料理それぞれおいしくいただくことができました。バランスがよく、また見た目にもこだわっていただき大満足です。


予定時間を少しオーバーしましたが、最高潮の盛り上がりをみせて終わらせることができました。参加して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

「春酣(はるたけなわ)」という言葉には、寒い冬を越して暖かい春になり、たくさんの花や木々が満を持して芽吹き、咲き始める時にしか感じられない自然の力強さのようなものが伝わってきます。「田里津庵」さんの料理からも「春酣(はるたけなわ)」、感じることができました。「田里津庵」さん、ありがとうございました。
また、「夏の集い」の開催に向けて頑張りたいと思います。ご期待ください。