旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
こんにちは。企画課の笠原です。
旬どき うまいもの自慢会 みやぎ【冬の集い】の様子を
お知らせいたします。
今回のテーマは、宮城の冬の味覚「牡蠣」。
塩竈・桂島の牡蠣養殖業者の内海信吉さんをゲストにお迎えして、
「牡蠣と浦霞」をお楽しみいただきました。
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開催日時 平成24年12月21日(土)12:00から
会 場 「ございんや 牡蠣庵」(宮城県松島町)
http://www.matsukama.jp/shop/kakian.html
参加料 6,000円
参加者数 31名
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旬どき うまいもの自慢会 みやぎ【冬の集い】メニュー
≪乾杯酒≫
山田錦純米大吟醸 浦霞
震災後、初出荷の「山田錦純米大吟醸 浦霞」で乾杯!
ほどよく熟したメロンやリンゴの蜜のような吟香と、米の旨味と
ほどよい酸味が調和した味わいの純米大吟醸酒です。
お酒と合わせて頂く一品目は【前菜】
一見、どら焼きに見えるのは蒲鉾。
お魚のすり身に小麦粉と卵をたっぷりと使い、焼き上げた蒲鉾に、
自家製牡蠣クリームチーズをトッピング。
もちもちの蒲鉾にクリームチーズの甘味と酸味が加わり、
スイーツ感覚の一品でした。
続いて【生牡蠣】
(左右が塩竈・桂島産、中央が石巻産)
今回は、ゲストの内海さんの牡蠣「塩竈・桂島産」と
「石巻・荻浜産」の宮城の2ヶ所の牡蠣食べ比べをしました。
塩竈は牡蠣の養殖のサイクルが1年であるのに対し、石巻は
2から3年、ということで見た目の貝の大きさが違い、また、
貝をあけると、身の色も桂島産の方が白いです。
地域ごとに養殖スタイルが異なり、またプランクトンの量が
違うので、「宮城の牡蠣」と一言で言っても、実は違いが
あることがわかりました。
食べ比べてみると、桂島産の方が甘く感じましたが、どちらの
牡蠣も磯の香りと凝縮された旨味がお酒を進めてくれました。
そんな生牡蠣と合わせて頂いたのが、
純米吟醸 浦霞禅
弊社の看板商品!
ほどよい香りとまろやかな味わいのバランスのとれた純米吟醸酒です。
3品目は【殻付き牡蠣の海水焼き】
「お酒で蒸し焼きもおすすめ」という牡蠣庵さんの言葉を聞いて、
にごり酒を垂らして酒蒸しにして食べてみました。
ホクホク温かい牡蠣もまた絶品!
貝に残った汁もエキスが濃縮されていて美味しかったです。
続いて【牡蠣フライと和風ジュレ掛け海藻サラダ】
牡蠣のフライ(プレーンと青海苔)をレモン汁、又はトマトの
カクテルソースで楽しみました。
青海苔の牡蠣フライは、余韻に青海苔の塩味と牡蠣の甘味が続き
ますが、トマトソースをつけるとトマトの酸味がさっぱりしていて、
すっきりとしてくれます。
ここで「冬の集い」ならではの非売品のお酒「浦霞 にごり酒」
が登場です!!
濃厚でとろりとした「純米吟醸 浦霞禅」のにごり酒です。
5品目は【牡蠣ぷりん】
牡蠣と生クリームと白ワインでじっくり蒸して、コンソメあんを
かけた洋風蒸し物です。
牡蠣と生クリームの濃厚な旨味が口の中いっぱいに広がり、
その余韻を日本酒がさっぱりとさせてくれます。
続いて【牡蠣のソテー】
バルサミコ酢を牡蠣のソテーに絡ませて食べると旨味が広がります。
玉葱の甘味も印象的でした。
ここで、燗酒が登場!
蔵の華 芳醇辛口純米 浦霞(流通限定商品)
馥郁(ふくいく)とした香りとすっきりとした味わいのキレのある
辛口の純米酒で、弊社浦霞商品の中でもっとも辛口のお酒です。
ソテーにかかっているバルサミコ酢の柔らかな酸味とまろやかな甘み
がすっきり辛口の純米酒と相性抜群!
7品目【牡蠣のしゃぶしゃぶ】
つけるポン酢は自家製とのこと。
「牡蠣のしゃぶしゃぶは珍しい」と皆さん楽しそうに鍋を
つついていました。
そして、〆に松島産「あかもくうどん」を入れて堪能。
最後のデザートは、「浦霞のゆず酒」を使ったシャーベット。
こちらは、ゆず酒の持つ甘味だけをいかし、砂糖不使用とのこと。
http://www\.urakasumi\.com/hpa/sh_daiginume\.htmlとともに頂きました。
昨年の東日本大震災で被災した大吟醸の醪(もろみ)に蔵王産の梅を
漬け込んだ梅酒です。
微かな吟醸香とさわやかな梅の香り、控えめな甘さと酸味が心地よい
味わいです。
以上、今回のために用意して頂いた特別メニューと浦霞のお酒を
皆さまにはお楽しみいただきました。
また、会の途中には牡蠣養殖者の内海信吉さんに、現状と今後の
取り組みについてお話いただきました。
◎今年の牡蠣について
夏の猛暑、残暑、そして少雨の影響により海水温が高い状態が続き、
夏場の産卵を終えた牡蠣が衰弱、内海さんのところは約8割の牡蠣が
死滅したとのこと。残り2割の牡蠣についてもたくさんの方から
宅配便の注文依頼をいただいたが、納得のいく牡蠣ではないので
断っているということです。
一昨年はチリ津波の影響を受け、昨年は東日本大震災で被災、今年
は猛暑の影響を受けるなど、ここ数年は自然災害の影響を受けて
いますが、「来年こそは満足のいく牡蠣を出したい」と力強く前を
向く姿勢は参加された皆さんの心に大きく響きました。
◎【現場】に来なければわからない
消費者の皆さんは、大きいものを求めるが大きければいいという
ものではないそうです。
「"旬"というものは【現場】に行かないとわからない。
現場がどうなっているのか、是非足を運んでほしい。
現場で『食べること』で応援してほしい。」
内海さんは子供たちを対象とした自然体験プログラムの受け入れも
しており、【現場】で伝える活動にも力を入れています。
◎今後の活動について
来年2月に「しおがま浦戸の牡蠣を世界へ!」プロジェクトとして
フランス、ドイツ、ポーランドの欧州3カ国を周り、「宮城県の
牡蠣料理とその文化」の紹介をしてくるそうです。
「しおがま浦戸の牡蠣を世界へ!」プロジェクトについては、
こちらをご覧下さい。
内海さん、貴重な牡蠣を、そして素敵なお話をありがとうございました。
そして、最後に「牡蠣庵」さんから一人ひとつ、お土産を
いただきました。
牡蠣庵さん、最後の最後まで、心のこもったおもてなしを
ありがとうございました!!
ご参加いただいた皆さまも当日は雪も降り、足元の悪い中、
ご参加いただき誠にありがとうございました。
次回【春の集い】もどうぞ楽しみにしていてください!
[アンケートより一部抜粋]
・これほどまでに牡蠣だけのことでお料理の世界を広く堪能したことはありませんでした。
・牡蠣の海の里(海)を眺めつつ、最高でした。
・お酒はもちろんですが、料理と景色、最高でした。
・これからも美味しい牡蠣を作って下さい。
・ニュースで見る内容だけではわからないことをたくさん聞かせていただきました。
・牡蠣に対する思いやりが感じられました。これからもすばらしい牡蠣を生み出して下さい。
本日の提供酒
・山田錦純米大吟醸 浦霞(数量限定商品)
・純米吟醸 浦霞禅
・浦霞 にごり酒(非売品)
・蔵の華 芳醇辛口純米 浦霞(流通限定商品)
・http://www\.urakasumi\.com/hpa/sh_daiginume\.html(数量限定商品)